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お笑いコンビ・ガンバレルーヤのよしこさん(当時28歳)が、2018年11月に「下垂体腺腫」の治療のため芸能活動を一時休止すると発表しました。突然のニュースに、ファンや業界関係者からは驚きと心配の声が相次ぎました。
私はこのニュースを当時リアルタイムで見ていましたが、「お笑い界の元気印」が急に舞台から消えることに衝撃を受けました。同時に、“健康診断が命を救うこともある”という現実を痛感しました。
発見のきっかけは健康診断
2018年11月16日、定期的な人間ドックで脳下垂体に良性腫瘍が見つかりました。
事務所の発表によると、腫瘍は視神経を圧迫するほど大きく、放置すれば失明の恐れがあったとのことです。
よしこさん本人は1年以上前から、鼻やあごの肥大、手足のむくみ、視界の異変を感じていたそうです。私も記事を調べながら思ったのは、「芸能人は忙しさで異変を後回しにしがち」ということ。これは一般人にも共通する落とし穴です。
手術の詳細と回復
手術は鼻から内視鏡を入れ腫瘍を摘出し、その後腹部の脂肪を移植して再建する方法で行われました。
手術時間は約3時間。術後は顔のむくみや皮膚のトラブルも改善し、徐々に健康を取り戻しました。
驚くべきは、そのわずか1か月半後の2018年12月にはテレビ番組やイベントへの復帰を果たしたこと。現場で彼女の笑顔を見たファンのSNSは「泣きそうになった」「また会えてうれしい」で溢れていました。

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事務所対応への批判も
一部報道では、以前から体調不良を訴えていたにもかかわらず、過密スケジュールで精密検査の機会を十分に取れなかったと指摘されています。これをきっかけに、芸能界全体の健康管理体制や事務所のサポートの在り方にも議論が及びました。
下垂体腺腫とは?
下垂体腺腫は脳の下垂体に発生する良性腫瘍で、ホルモンバランスや視神経に影響を及ぼします。症状がゆっくり進行するため、自覚しにくく、発見が遅れることも珍しくありません。
医療関係者によると、「早期発見が予後を大きく左右する」ため、年に1度の健康診断や異変時の早期受診が重要だそうです。

まとめ
- 病名:下垂体腺腫(良性脳腫瘍)
- 主な症状:顔や手足の肥大、視界障害、皮膚トラブル
- 治療法:鼻からの内視鏡手術+脂肪移植
- 復帰:休養発表から約1か月半後に活動再開
よしこさんの復帰は、多くの人に勇気と希望を与えました。
「異変を感じたら、忙しくても必ず検査を」というメッセージを、彼女の経験から強く感じます。芸能界に限らず、健康管理は誰にとっても“仕事以上に大事なこと”です。